青空のジグソーパズル

~強迫性障害の娘と猫と家族の日々

8.兄弟のことと宿題

 

 弟

娘には4つ下の弟がいます。

娘の手洗いを見ては、

 

「姉ちゃん。また手洗ってる」

 

と言いにきていました。

気になっていたのでしょう。

 

病気だ、ということもできましたが

「自分ではコントロールするのが難しいのよ」

と伝えました。

 

宿題のペース

 

娘は小学校の低学年のころから、ノートをとても丁寧に書く癖がありました。

1文字1文字、丁寧に書き、気に要らない字なら消してやりなおします。

 

そんな感じですから、夜まで宿題をしていました。

 

速く済ませて、好きなことをしたらいいのにと思い、

時には、手を抜くじゃないけど、練習なのだからそこまで時間をかけなくても・・・と諭したこともありました。

 

でも娘はとても頑固で、人のアドバイスをほぼ受け入れません。

自分がこうと思ったらやり方を変えないのです。



中学になって、自転車のほうが明らかに早いだろうにいつまでも

徒歩で通学していたこともありました。

 

幼いことにはなかった「こだわり」が強く出てきたように思います。

 

ですので、どうしても必要なこと以外は、ある程度娘の好きなようにやらせていました。

 

ただ、自分で気が付けば改めてくれるのでそれを辛抱強く待つ、ということが多かったように思います。

7.発症してからの学校生活

 

 
その後の経過

徐々に手洗いも、少し減り、ちょっと手洗い長いかな、くらいにまで収まりました。

 

トイレに行くたびにシャワーを浴びていた頃とは大違いです。

 

早めに病院へ行って薬を服用したことは、よかったと思っています。


こうして残りの小学校生活を送ることになるのですが、小学高学年にもなると修学旅行や宿泊学習といったイベント事が高学年にはあります。

 

その時も心配。つまり、一日のうちのどこかではトイレに行かないといけない。

 

娘は、時間的に余裕のある時にトイレに行くことにしたようです。親の心配をよそに、娘的にはなんとか切り抜けているようでした。でも手洗いは長いし周りにも水は跳ねるでしょうから、本当のところはどうだったのでしょう。。。



この頃の困ったこと



シャワーこそ浴びないものの、手洗いの方法は、少し変わったものでした。

 

石鹸で手を洗ったあと、肘まで洗い、その後、なぜか水滴をポトポトと足元に落として、足で踏みつけるのです。おそらく、足元を洗いたいのでしょう。

 

洗面所の床には マットを敷いています。

手洗いが長いのは仕方ないとして、足元マットが濡れるのは勘弁して欲しかった。

 

何度か注意したり、手洗い中にそばで見ていて、やかましく言う、など

 色々やってみましたが、なんの効果もありません。

 

読んだ本の中には、

 

「強迫行為中には、止めようとして何か言うのは逆効果だ」ともありました。

 

まさしくその通りで、かえって娘をイライラさせてしまい、逆に手洗いが長くなってしまうこともありました。

 

そんな風な毎日で、強迫性障害が日常生活に支障がない程度には回復しましたが、

 

完治というわけにはいきませんでした。

6.通院、そして学校の先生に相談する

f:id:k-springsound:20201025164803j:image

 それからしばらく2週間に1回の通院が続きました。

お薬を増やす

こうして2週間,さらに2週間薬を飲んでみたのですが、あまり変化がなかったことを先生に告げると、1日2回にするようにしないかと提案を受けます。

もともと2回飲む方がいいらしいという事ですが、眠たくなるという副作用が挙げられていたので、朝飲むことについては少し心配なこともありましたが、

薬が効かないことには意味がないので、1日2回、お薬を飲むことにしました。

 

次は1ヶ月分を処方してもらえるようになりました。

 

しばらくすると娘の手洗いもなくなり、また学校で特に眠たいってこともないという事でホッとしました。

 

こうしてしばらくお薬を飲む日々が続きました。

 

通院は、親だけでも構わないということでしたので、ふだんは私が一人で行って、先生と様子を話しては薬をもらって帰る、の繰り返し。

診察の様子は、いつもだいたい先生と5分か10分ほど、近況を話すということでした。

 

たまにお薬についての心配事を質問して答えてもらう、ということもありました。

私は「行動療法」を希望したのですが、先生の意見では、

「行動療法は、本人の強い意志がどうしても必要だから子供では難しいかもしれない」ということでした。

 

担任の先生に相談する

また、ほかに学校での様子も非常に気になっていました。

学校の担任の先生に連絡を取り、1度、個別に会ってお話しするように取り決めて貰いました。

 

おそらくトイレに行けてない、ということと、手洗いを頻繁にしていないかなどの懸念をお話しました。

しかし、学校で特に何か問題のようがあるような事はないということでしたのでほっとしました。

 

担任の先生は、娘さんが学校でいじめられてうつ病になったことがあるそうで

娘のその精神的な疾患についても、非常に心配してくださり、また暖かく見守ってくださると言うことでした。

正直、驚くと同時に先生も色々おつらいことがあったんだ……と。

明るくて面白く、生徒にも人気の先生だっただけに、そんなことがあったなんて。という驚きがありました。

 

その後も先生は娘が学校でリラックスできるように、声をかけてくれたり、気にかけてくれたりしていました。その先生には本当に感謝しています。

 

 

 

5.発症までのこと 小さなころの娘

f:id:k-springsound:20201025164225j:image

 

幼いころ

娘はとても育てやすい子供でした。

小さな頃からほとんど無理を言わず、ていねいに説明するとそれを理解してくれる子供でした。

 

とてもおとなしく静かに遊ぶことが多い子供でした。

お友達と一緒に遊んでいても友達がおもちゃを欲しいと言うと貸してあげ、何のこだわりもないような子供でした。

 

小学校入学以降

ただ小学校に入学してからは、いくつか気になることがありました。

毎年のように、先生との懇談会の時、

「娘さんは家でも緊張していませんか」

 

と聞かれるのです。担任の先生が変わっても同じでした。

家でいる娘は、リラックスしており特に問題なかったので、不思議に思っていました。

先生が言うには、学校ではいつもまっすぐ前を見て先生話を聞いているのでずっと緊張しているのではないかと言うことでした。

 

私自身はそんなことよりも、家での宿題の様子の方がとても気になっていました

娘は自分の思ったような丁寧な字でないと気がすまないので1ページの漢字を仕上げるのに、ものすごく時間がかかるのです。

 

妙な癖

またそれと並行して妙な癖が時々見に見えるようになりました。

カーペットの一定の場所しか歩かないとか〇〇のような自分で決めたルールを守っていると実を切れることが多々あったのです。

夫はそれをとても気にしていたようでした。

今思うと娘の神経質な性格を表していたのだと思います。

娘の、その几帳面な、気にしがちの性格と、家でのストレス、つまり家族の中での愛情不足のようなものを感じ取って、ついに発症したのではないかと私は考えています。

4.病院へ行く

f:id:k-springsound:20201025164107j:image

 

電話予約から1週間後、そのクリニックから電話がかかってきました

今週の土曜日に空きができたのですが、来られませんかというものでした。

よかった!!予定よりずっと早く診てもらえることになりました。

 

あきらめないで待っててよかった……

 

学校ではどうしてるの?

 

さて、その間には学校も始まっていました。

相変わらず、トイレ後の手洗いは減らず。

 

学校ではどうしているのだろう?と思い尋ねると

「学校ではトイレにはいっていない」

というのです!

小学4年生ともなればもう帰宅は4時になります。

何時間もトイレに行かないなんて、

膀胱炎になるのではとまた心配が増えてしまいました。

(その後何年ものあいだ、学校ではよっぽどの時以外はトイレに行かなかったようです、でも不思議なことに、膀胱炎にはなりませんでした。

 

本当に我慢しきれない場合はトイレに行くこともあったようでした。

 

いざ病院へ

 

まず問診、用紙に、症状などを書き込みます。

そして、IQ検査などをする、ということで、1時間ほどかかるということでした。

 

その際に療法士さんというのでしょうか、

優しそうなお兄さんが来てくれて連れて行ってくれました。

 

私たち夫婦は、待合室でずっと待っていました。

穏やかな色のその空間は、何人かの親子連れがいて、

ゆったりとした時が流れていました。

 

 

 

時間が経過して、娘が戻ってきました。

いよいよ診察です。

 

診察

白い部屋に入ると、50代の落ち着いた男の先生がいて、症状をゆっくり聞いてくれました。

 

先生の提案は、お薬を飲んでみる、ということでした。

 

薬についてはあらかじめ調べてあったので、飲むことになるんだろうなぁと思っていました。

 

ルボックスいうお薬がよく処方されるということでした。

小学生の子供に薬を飲ますと言うことに抵抗がないわけではありませんが、辛そうなのを楽にしてあげたいと言う気持ちが強くあったので、まず飲んでみることにしました。

先生は1日1回の処方で2週間飲むようにと指導してくれました。そしてその日は終りました。

3.義母のひとことと、発症の原因?

f:id:k-springsound:20201022231018j:image

 

病院へ行こうと思ったなりゆきを話すと、義母が一言

「私のせいだわ」

「え、、、」私は絶句しました。

 

なぜ義母は自分のせいだと思ったのでしょうか。

 

実を言うと、私には娘と息子がいるのですが、2人の孫に対する、義母の扱いが明らかに違っていたのです。

義母は2人息子で、義母自身が男勝りな性格をしているため、女の子らしい娘の性格とあわず、なにかにつけては息子を可愛がっていたのでした。

 

そんな義母のことを察してか、娘は私はこの家の一員かなとつぶやいたこともあったのです。

今思えば、ほんとうにつらい思いをさせたと思います。もっと私が守ってあげたらよかった。責められても仕方ないと思います。 

 

夫に相談したこともあるのですが特に気に留めていないようで、

 

同居も解消すればよかった、ああでもないこうでもないと自分を責めて、悔やんでばかりいました。

(このことに関しては、何を言われてもしかたないことと)



強迫性障害の原因とは?発症しやすい性格と環境

 

ここで少し話がそれますが、娘が強迫性障害になって以来、ずっと原因について調べていました。

 

一体、何が原因なの???遺伝なの??

 

そして、本やネットを読みあさり、はっとした文章は

 

傾向としては責任感が強く、まじめな性格の人、完璧主義の人がなりやすく、

生活や仕事上の変化があった際に物事がうまくいかなくなったのをきっかけに、強迫観念や強迫行為が進んでいくことがある~

doctorsfile.jp

 

 

なりやすい環境と性格はある

ということです。

そのことにほっとすると同時に、まさに思い当たるところもある、のでした。

2.夫に話す。そして病院へ

 

f:id:k-springsound:20201021213900j:image

 夫に相談

 

病院へ行くことにしましたが、とりあえず家族に伝えなければいけません。まず夫に話すことにしました。

 

果たして、理解してくれるのか、受け止めてくれるのか不安でした。

私「そらちゃんが、トイレのあとの手洗いが長いの」

夫「うーん、そういえばそうだな」

気づいては いたみたいでした。

 

私「あのね、単なるきれい好きとか、潔癖症とは違うみたい」

夫「どう違うの?」

 

私「きれい好きでやってる人はやりたくてやっているんだって。でも強迫性障害の人は自分では、やめられないんだって。

でそらちゃんに聞いたら、辞めたいと思ってもなかなかやめられないっていうの

それで、本人もしんどそうだし、一度病院へ行こうと思うの

夫「そうか。わかった。病院を探して、それから親にも言ってみよう。

というわけで、病院を探すことにしました。

 

病院を探す

 

どこがいいのか?適切な病院はないか。ネットで、「子供 精神科」心療内科 などと探してみました。

するとなんとわりと近くに、子供専門のメンタルクリニックがあることがわかりました

こどもに特化した精神科/心療内科/神経内科を取り扱う全国でも数少ない小児専門メンタルクリニック と謳われています。ADHD(注意欠陥・多動性障害)、発達障害うつ病など。。。とあります。

 

強迫性障害も見てくれるのだろうか?

 

ともかく、予約が必須だそうなので、電話をしてみました

 

 

予約がとれない?!

するとなんと、1か月先まで新規の予約はとれない、と言われてしまいました。

1か月も・・・思わず「そうですか」と黙り込むと症状はどんなのかと聞かれました

手洗いのことを伝えると、わかりました。もしかすると空きがでるかもしれませんのでその時はお電話します、と言ってもらいました。

本当はもっと早くみてもらいたかったのですが仕方ありません。

子供専門ということなと家から車で10分ほどの距離だったので私としてはぜひそこで見てほしいという気持ちが強かったのです。

電話口の方はとても優しい対応で、その時ホットしたのを覚えています。

 

そして義理の母へ報告することにしました。

そこで義母は意外な一言を発するのです。